日中の眠気で困っていた22歳女性

高校生の頃から眠りが浅く、日中の眠気があり、授業中に居眠りをすることが度々ありました。社会人になり、さらに睡眠が悪くなり、よく寝ても日中の眠気が続くようになりました。

仕事中、立ったまま一瞬寝てしまう、どうしても我慢できないときにはトイレで2~3分過眠をとり、その後は少しスッキリするけど、また眠気に襲われました。朝は起きれますが、支度後にまた寝てしまうこともありました。

 

また、小学生の頃から頭痛があり、日中の眠気が強くなってから、頭痛の頻度や程度がひどくなって、体の疲れがとれないし、立ちくらみやふわーっとすることも出てきたため、心療内科を受診、うつ病と診断され、マイスリーとデパスを処方されましたが、効果はありませんでした。

 

その後、仕事を辞めたため、眠気で日常生活に支障を来すことがなくなっていましたが、再就職したところ、勤務時間が長く、睡眠時間が5~6時間となり、また日中の眠気が出てきました。眠気が強くて、自分の行動の記憶があいまいな時があり、眠気がないときでも、一瞬意識が飛ぶこともありました。先日、車で帰宅中に一瞬意識が飛んで、気がついたら、反対車線に出ていて、ガードレールにぶつかりそうになりました。その時も眠気は感じていませんでした。仕事にも支障を来し始め、事故を起こしてはいけないと思い、明神館を受診しました。

 

大田先生から、『単に、睡眠時間が不十分なための日中の眠気です。今の生活を改善し、人間らしい生活に戻して下さい。一番の治療は睡眠です。手助けとして、少量の粉薬を処方します。生活習慣を是正し、治療を行えば、仕事の効率もあがり、帰宅時間が早くなるはずです。』と言われました。

 

 

なるべく早寝するよう努力し、4週間お薬を飲んだところ、薬の効果をすごく感じ、今までは眠たくない時間のほうが少なかったのに、眠たくない時間のほうが長くなったため、動けるようになり、仕事のできる量が増え、頭痛も起こらなくなりました。